第34章『こどもライブラリー 立体モデル大図鑑 タランチュラのからだ』

第33章『外来生物法 -第2次指定種と特定外来生物の飼育許可後の手続き-』

第32章『外来生物法について -法律施行前より飼育していた個体の飼育継続許可-』

第31章『外来生物法について -その2・「未判定外来生物」と「種類名証明書の添付が必要な生物」-』

第30章『外来生物法について -その1・「特定外来生物」の種類-』

第29章『冷凍マウスの解凍法(2) - ラット篇 -』

第28章『爬虫類ライト考』

第27章『簡単な滅菌方法』

第26章『全身真っ白のヤドクガエル!』

第25章『腸内細菌のはなし』

第24章『冷凍マウスの解凍法(1)』

第23章『フローズンクリケット:冷凍コオロギの作り方』

第22章『「C.B.」と「W.C.」の表記について』

第21章『学名のはなし』

第20章『製品紹介 「フロントラインスプレー」』

第19章『爬虫類の臨床』

第18章『リクガメの駆虫について』

第17章『*ICBM(大陸間弾道ミサイル) x ヘビのヤコブソン器官』

第16章『毒ヘビ(マムシ)と間違われる無毒ヘビ達』

第15章『プローブの上手な使い方』

第14章『引っ込まなくなったヘミペニス』

第13章『ヘビには脚がある?』

第12章『ハイブリッドスネークについて』

第11章『リクガメの膀胱結石』

第10章『タランチュラの種の同定について』

第9章『タランチュラの各部位の名称』

第8章『Scorpions of the World』

第7章『Earth Tiger Tarantulas from Southeast Asia and the Pacific』

第6章『ヘビの色彩変色について』

第5章『ドイツヤドクガエルブリーダー・バーンズ氏』

第4章『ロシア・ウズベキスタンよりホルスフィールドリクガメ入荷風景』

第3章『ドイツ・オランダからのタランチュラ入荷風景』

第2章『大きいムカデ』

第1章『ムカデの子育て』

題名の上に    が引かれている章は、内容が古くなったため削除したものです。

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第25章 腸内細菌のはなし

取扱い対象商品名:ベネバックペットジェルについて

腸内細菌のはなし:
 最近テレビ番組など大きく取り上げられているのが腸内細菌とか腸管免疫の話題です。
腸は栄養吸収に関与する重要な器官で、栄養分を取込みながら、有害成分や病原体の侵入を防ぐという相反する難しい仕事をしています。
腸内には善玉菌、悪玉菌、どっちつかず の日和見菌などが大量に棲息していますが、これらの微生物は餌や飲み水、床材などに付 着した形で大量に腸管に送り込まれてきます。
微生物の仕事は、自分自身の消化酵素では 消化しきれなかった餌を分解することですが、加齢とともに善玉菌が減少し、逆に悪玉菌 が増えていきます。悪玉菌はアンモニア等の有毒ガスを作り出します。
この有毒ガスが、 体内に吸収されるといろいろな症状が起こります。
悪玉菌が腸内でアンモニア・アミン類を生成し、くさ〜い臭いの素になるインドール・スカトールも生成します。
腸内細菌は加齢だけではなく、ストレス、餌の変更、抗生物質の投与などによって変化してしまいます。
特に人工飼育下では食べる餌も自然界とは異なり、環境変化とあいまって 大きく乱れてきます。
ワクチンなどで有名な抗体を作るのは骨髄と腸管です。腸で60%近くの抗体が作られるとさえいわれており、腸内環境を整えることはさまざまな病気から守る意味でも重要となります。

現在応用可能なプロバイオティクス製剤:
 その生物固有の腸内細菌を与えてやるのがベストですが、残念ながらそれぞれの爬虫類にあった製品というのは発売されていません。というよりどんな細菌がいるのかすら分かっていないのが実情です。
本来の生息地から離れた人工環境化でCB個体を飼育する場合、当然環境をとりまく細菌叢は異なったものでしょうし、その絶対量も少なくなっていると考えられます。
入荷、エサの切り替わり、環境変化、密飼い、テリトリー争い、温度管理不良、汚染環境などさまざまなストレスが、普段なら悪影響を与えない寄生虫や、日和見感染による消化不良性下痢を引き起こします。
爬虫類における抗生物質や駆虫薬の投与量が明確でないことが多く、データーも多くありません。抗生物質は善玉菌、悪玉菌の区別することなく殺してしまいますので、善玉菌を 植え付けるという意味からも抗生物質との併用がオススメです。
また善玉菌を多く投与することで、日和見細菌を押さえることができます。
リクガメなどは食糞することが知られていますが、どうやら糞中の有用細菌やビタミンの補給のためと考えられます。トリートメントが完了したWC個体の糞をCB個体に与えることでその後著しく成長した例もあり、プロバイオティクスによる腸内環境の整備はオススメです。